自己紹介シリーズ第4回(最終回)は、COO加納です。
私は、ほかの創業メンバ3名とは異なり、弊社製品<裸眼3Dディスプレ>の開発には一切関わっておりません。ではなぜ、私が創業メンバとなったのか、それについてお話いたします。
私は、これもほかの創業メンバと異なるところですが、研究者ではありません。大学は学部を出るとすぐにベンチャー企業に入り、ソフトウェア開発を職といたしました。
1987年、バーチャルリアリティ(VR)を核とする会社の設立に加わったことをきっかけに(当時はVRという言葉はありませんでしたが)、その後はVRの仕事に約30年関わってきました。取締役というのも、今回で5回目です。その経験から学んだことがあります。それは、「お金を払って買ってくれないものは本当に有用とは言えない」ということです。
弊社創業前、いまは製品となっている<裸眼3Dディスプレイ>を大阪公立大学で見て、これは「イケる」と思いました。私が「イケる」というのは「売れる」ということです。しかし、大学の研究は売ることができません。そこで、他のメンバを説得し、創業に漕ぎ着けました。これが私の唯一の貢献です。
人はある技術を見て、「これはいいね」「これは欲しいね」などと言います。そのとおりとは思いますが、本当に有用な技術であれば、お金を払ってでも買います。お金を払うか払わないかは、天と地の差があります。「これは欲しいね」と言ったとしても、結局お金を払って買わないのであれば、その技術は大したものではない(nice to haveであり、must haveではない)ということです(または社交辞令で言っている?)。私はこのことを経験で学びました。
弊社製品<裸眼3Dディスプレイ>は、「これは欲しいね」を超えるものだと直感しました。私はVRを飽きるほどやってきましたが、<裸眼3Dディスプレイ>には縁がありませんでした(一度だけコンテンツを作ったことはありますが)。VRへの最後の「奉公」として、この会社の設立に参加した次第です。
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