我々は、裸眼3Dディスプレイが本当に市場に受け入れられるための性能の実現を目標とし、
ということを特長とする、高画質・広視域な大画面裸眼3Dディスプレイを開発しました。この技術の優位性を実証するために、12.9インチと32インチの2種類の3Dディスプレイを試作し、複数の医師などを対象にデモを実施し,非常に高い評価が得られております。
眼鏡式は、安価で解像度が良いが、メガネを装着するのが煩わしいという問題があります。HMDは、没入感がありAR/VRやゲームで用いられているが、やはり煩わしいという問題があります。また、裸眼3Dディスプレイは、立体映像が見える範囲を広げるために、画質が悪くなるという問題があります。
結果として、現状では、一般的に眼鏡式が普及しております。
眼鏡式 | 従来の裸眼3D | HMD ヘッドマウント ディスプレイ |
|
---|---|---|---|
眼鏡装着による煩わしさ | × | ◎ | × |
色再現性 | × | ◎ | ◎ |
画面の明るさ | △ | ◎ | ◎ |
周囲環境の視認性 | △ | ◎ | × |
3D/2D解像度 | ◎ | × | 〇 |
視域 | 〇 | × | ◎ |
設計の自由度(大画面化,最適観察距離) | △ | 〇 | ― |
縦横表示(画面の方向) | × | 〇 | ― |
ロボット手術や立体内視鏡手術は、患者への負担が少ないため、近年急速に件数が増えています。医師は、3Dの内視鏡の画像を見ながら手術や手術の補助を行うため、眼鏡式の3Dディスプレイが必須となっております。
しかし、3D用メガネが煩わしい,視野が狭い、観察映像が暗くて色再現性が悪いなどの問題があり,裸眼3Dディスプレイの利用が望まれているところです。こちらが、内視鏡手術で用いる3Dディスプレイに求められる性能になります。
そこで、我々は、これらの性能を満足する高画質・広視域な裸眼3Dディスプレイを開発し、より安全な内視鏡手術を普及させることによって、社会に貢献することを目的としました。
従来の裸眼3Dディスプレイには、
という大きく2つの問題点がありました。
我々の新規技術は、
という特長があり、従来の問題点を克服しており、4件の特許登録、8件の特許出願があります。
新開発の裸眼3D | 眼鏡式 | 従来の裸眼3D | HMD ヘッドマウント ディスプレイ |
|
---|---|---|---|---|
眼鏡装着による煩わしさ | ◎ | × | ◎ | × |
色再現性 | ◎ | × | ◎ | ◎ |
画面の明るさ | 〇 | △ | ◎ | ◎ |
周囲環境の視認性 | ◎ | △ | ◎ | × |
3D/2D解像度 | ◎ | ◎ | × | 〇 |
視域 | 〇 | 〇 | × | ◎ |
設計の自由度(大画面化,最適観察距離) | ◎ | △ | 〇 | ― |
縦横表示(画面の方向) | ◎ | × | 〇 | ― |
上の表は各種の3Dディスプレイの比較を示しています。
裸眼3Dディスプレイに関しては、従来の裸眼3Dディスプレイは、3Dおよび2Dとも画質が劣化しますが、我々の方式は、広い視域と高画質を両立させ、2D映像も高画質で表示できます。
表からわかりますように、我々の方式が最も優れていることが言えます。
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